Facebook広告に使用するアカウントがポリシー違反などで使用制限を受けることがあります。
その際にFacebookに登録してあるEメールにお知らせが届きますが、この仕組みを悪用した詐欺があります。
今回は、以下のテーマで解説します。
英語で届くメールには要注意
Facebook(Meta)は米国の企業ですが、日本語でFacebookを使用している人に英語で連絡が届くことはほとんどありません。
例えばこのようなタイトルのメールが届いたら、なりすましの可能性が高いです。
[Warning] Your Advertising Account Has Found In Going Against Our Community Standards
-Meta For Business
このメールの送信者は「Meta For Business」と表示されていますが、実際のメールアドレスを開いて確認してみるとno-reply-meta-restriction-case-n9xx@outlook.comとなっています。
Metaがoutlookからメールを送信することはないので、典型的ななりすましです。
メール内のリンクは何もクリックせずに無視しましょう。
自分のアカウントに制限がないか確認する方法
メールは無視してもよいと言われても本当に問題がないのか、気になってしまう方もいらっしゃると思います。
その場合はFacebookの正式な方法で自分のアカウントに問題がないか確認しましょう。
Facebookでは自分が管理するアカウントに問題や制限がある場合は「ビジネスサポートホーム」に表示されるようになっています。もし「アカウントが制限されています」などの表示がある場合は、本当にFacebookアカウントに問題があることを意味しています。
ビジネスサポートホームはFacebookにログインした状態で以下からアクセスできます。
ビジネスサポートホーム
https://www.facebook.com/business-support-home/
Metaからのメールが本物かどうかを見極める方法
ではMetaから来たメールを本物かどうかを見極めるにはどうすればよいでしょうか?
Metaではその問いに対する答えを公表しています。
Meta関係者が使用するメールアドレスは以下の通りです。
上記以外から送られてきたメールがあれば基本的になりすましだと考えて良いでしょう。
Facebookログイン情報を抜き取られたり、広告アカウントを不正使用される恐れもありますので、メール内のファイルを開いたり、リンクにアクセスしないように気をつけてください。