Facebookのドメイン認証って何?
「ドメイン認証はやった方がいいの?」「認証しなかったらどうなる?」といった質問をいただきました。
結論から言うと、現在はドメイン認証をしなくてもよくなりました。この記事では、ドメイン認証の役割や、認証したときのメリット、認証方法について解説します。
Facebookのドメイン認証とは?
Facebookのドメイン認証とは「自分のウェブサイト(ドメイン)の所有権をMetaに登録する」仕組みのことです。これを実施することで、赤の他人があなたのウェブサイト(ドメイン)を使って広告を出したりすることを防止することができます。
以前まではドメイン認証はマストだった
2022年10月にMetaで更新がある前は、広告を出す時にドメイン認証をすることは必須の設定でした。設定していないと、広告のコンバージョンを計測することができなかったからです。しかし現在はシステムの性能が更新されてドメイン認証をしていなくてもコンバージョンの計測が可能になりました。
ドメイン認証のメリットとは?
以前はコンバージョンの測定にドメイン認証が必須だったため、ほぼ全ての広告主がドメイン認証をしていました。しかし現在はドメイン認証をしていなくてもコンバージョンが測定できるようになりました。
ではなぜMetaではまだドメイン認証を推奨しているのでしょうか?
以下がドメイン認証を使用すべき場合の例です。
コマース機能を利用する時やビジネス認証に進む時は、仕様としてドメイン認証が求められます。
広告主として最も関係のある理由は「ドメインを使用できる広告や投稿を管理したい時」になりますね。
現状、Metaの広告システムでは広告の遷移先として他の人が所有するウェブサイトを使っても問題ありません。(一部、ポリシー違反になる場合もあるので要注意)
でも自分と関係のない人が、自分のウェブサイトを遷移先とする広告を出していたとしたら気持ちが悪いですよね。
それを防止するためには、ドメイン認証が役立ちます。
ドメイン認証の手順
ドメイン認証は下記の3つのいずれかの方法で実施できます。
比較的2の方法が簡単ですが、それでもウェブサイトのコードを触る必要があるため、素人の方はプラグインなどの利用をおすすめします。
1.DNS認証
1)ドメインレジストラーにログインして、DNSレコードセクションにアクセスしてください。
2)画面に表示されているTXTレコードをDNS設定に追加
3)ホストフィールドに@を追加(ドメインホストで必要な場合)
4)DNS設定の変更がウェブサイトのドメインサーバー全体に適用されるまでお待ちください(最大72時間)。
その後、[認証する]をクリックしてください。
2.HTMLファイルアップロード
1)HTML検証ファイルをダウンロードします。
2)ファイルをWebサイトのルートディレクトリにアップロードします。
3)完了したら、[認証する]ボタンをクリックします。
4)HTML検証ファイルは、検証のために定期的にチェックされる可能性があるため、Webサイトのルートディレクトリに残しておきます。
3.Meta tag verification
1)ドメインホームページのHTMLの<head>セクションに確認コードを含むメタタグを追加します。
2)ドメインのホームページにアクセスしてHTMLソースを表示し、メタタグが表示されていることを確認します。
3)確認したら[認証する]ボタンをクリックします。
4)検証のために定期的にチェックされる可能性があるため、ドメインのホームページにメタタグを残します。
いずれの方法も自分のウェブサイトのソースコードを編集する必要があるため、開発者の知識がある人にお願いしましょう。
ドメイン認証はマストではないが推奨!
今回は、Metaのドメイン認証について解説しました。現在はドメイン認証は必須の設定ではないですが、ドメインの悪用を防いだり、アカウントの信頼性を上げるために推奨されている設定です。もし認証するか迷った場合は、認証しておくことをお勧めします。
記事が皆様のお役にたてておりましたら幸いです!