Facebook広告でクリック課金CPCが利用できない理由は？どうすれば使えるようになる？

Facebook広告の課金方式には、リンククリック課金（CPC）とインプレッション課金（CPM）の2種類があります。
しかしインプレッション課金がデフォルトになっていて、リンククリック課金（CPC）が利用できないことがあります。

結論から説明すると、クリック課金を利用するためには条件があり、全ての広告主が利用できるわけではありません。

この記事ではFacebookやInstagramで広告を配信するときにクリック課金が選べない理由とどうすれば使えるようになるのかについて解説します。

Facebook・Instagram広告の課金方式とは？

Facebook広告の課金方式は

それぞれの特徴はこちらです。

広告がユーザーに表示された回数で料金が発生する仕組みです。 CPMは「Cost Per Mille＝1,000あたりのコスト」のことで、広告の表示1,000回あたりで料金を設定されます。

インプレッション課金（CPC）は、広告を見たユーザーによる1クリックごとに課金される方式です。 CPCは「Cost per Click＝1クリックあたりのコスト」という意味で、クリックに対して料金が発生するのでクリックされなければ費用は発生しません。

Facebookの広告マネージャではインプレッション課金がデフォルトになっています。その上で条件を満たした広告アカウントだけがクリック課金を使用することができます。

広告マネージャを操作して「クリック課金」がグレーアウトしていて選択できない時は、その広告アカウントではクリック課金を使用できません。

クリック課金が使用できない理由は以下のようなものがあります。

ひとつずつ解説します。

作成されて間もない広告アカウントではクリック課金は使用できません。クリック課金は、ある程度、機械学習のデータが蓄積されたアカウントでないとその効果を発揮することができないため、作成したばかりの広告アカウントではクリック課金が選択できません。

では作成して長期間が経過したアカウントならクリック課金が使用できるのでしょうか？答えはNOです。

その広告アカウント自体の運用履歴が少ない場合も、クリック課金は利用できません。継続的に広告を配信し続けることで、機械学習のデータが蓄積されてクリック課金が有効になります。

また以前はクリック課金が使えていたアカウントでも、しばらく広告を運用していなければ使用できなくなることもあります。

ポリシー違反などが検知されると、広告アカウントやユーザーアカウントに制限をかけられることがあります。アカウント自体が全く使えなくなる程度のものから、一部の機能が使えなくなる制限もあります。

クリック課金が急に使えなくなったり、上記の条件を満たしているのにずっと使えない場合は、ポリシー違反として何らかの制限を受けている可能性があります。

クリック課金が使えるようになる方法は明確には開示されていません。しかし最低でも以下の条件を満たす必要があります。

いきなりざっくりな方法になりますが、確実にいえることは、広告アカウントを育てていくことが大切です。できるだけ長期間、そしてできるだけ予算を投入して広告を回していきましょう。

そうすることでデータが蓄積され、Meta側にクリック課金を導入してもよいアカウントだと認識させることができます。

はっきり言ってしまうと、クリック課金は信頼性の高い広告主にのみ付与されるプレミアムな機能です。ですので少なくとも数ヶ月間はFacebookポリシーに違反しないように健全なアカウント状態をキープしましょう。

アカウントの信頼性が上がることでクリック課金が使用できるチャンスが出てきます。

ビジネス認証とはMetaに法人情報などを提出することで、実際に存在するビジネスであると証明をすることです。しかしビジネス認証はMetaから招待を受けた場合のみ申請ができるので、どなたでも試せる方法ではありません。

Facebook広告におけるクリック課金は信頼性の高い広告主にのみ付与されるプレミアムな機能です。そのため新しいアカウントや運用履歴の少ない（お得意様でない）アカウント、信頼性の低いアカウントはクリック課金が使用できません。

クリック課金を使用したい場合は、まずはアカウントの信頼性をあげていくことをおすすめします。

記事が皆様のお役にたてておりましたら幸いです！